アプリケータの組み合わせで広がる Skin Rejuvenation 治療
多くの患者様にとって肌の悩みはひとつではなく、色素斑やしわ、たるみなど、複合的な肌トラブルを抱えています。しかし、個々の治療器の波長や出力には限界があり、それら全てをカバーするのは難しいとされていました。
「トリニティ」とは、症状や目的に合わせ、Syneron 社の elos テクノロジーを搭載したアプリケータを自由に組み合わせて行う、トータルスキンリジュビネーション治療です。
光治療は、痛みやダウンタイムが少なく、効果や安全性から高い人気を誇り、エイジング治療の流れを大きく変えました。その光治療がさらに進化した「トリニティ」により、新しいトータルスキンリジュビネーション治療をご提供します。
トリニティプラスの特徴
- eMatrix アプリケータが新たに加わり、優れたコラーゲン産生効果による、毛穴・アクネ
スカー・小じわ・テクスチャ改善治療が可能 - アプリケータの組み合わせにより、同日または交互に治療することで、複数の症状を改善
- 患者様の主訴やスキンタイプに応じた幅広い治療が可能
- 相乗効果による高い安全性と高い効果
- 痛みやダウンタイムが少ない
- 1回の治療でも効果を実感しやすい
リスク
- やけど(炎症)をおこす可能性があります。
- 施術中痛みを感じることがあります。
- 麻酔によりアレルギー反応を起こすことがあります。
- 毛嚢炎
- 色素沈着
目的に応じて組み合わせ自由なアプリケータ
elos plusのアプリケータは、単独治療からコンビネーション治療まで、治療の目的に合わせて自由に組み合わせることができます。
SR アプリケータによるスキンリニューアル
複数回の治療により、主に次のような効果が報告されています。
表皮層の薄いかひ化による剥離作用
短期的には真皮上層の炎症による浮腫
長期的には繊維芽細胞の活性化によるコラーゲン産生
真皮上層の拡張毛細血管へのダメージ
SR アプリケータのアプローチ
従来のパルスライト装置が光エネルギーのみでアプローチしていたのに対し、elos テクノロジーでは、光エネルギーに加えて RF エネルギーが補完的に働き、シナジー効果(ダブルアクション)を生み出します。
上記 1. の効果は、表皮に熱ダメージを与えることによる作用です。光エネルギーは、周囲よりメラニン密度の高い色素斑を含む表皮のみにダメージを与え、コンタクトクーリングで表皮を保護します。このとき RF エネルギーは、光エネルギーを補うように働きます。
2.と 3.の効果は、真皮上層に熱ダメージを与えることによる作用です。光エネルギーは、まずメラニンを含む表皮に多く吸収されてしまい、さらに皮膚に深く入っていくと拡散していくため、真皮層に届くエネルギーは減衰してしまいます。そこで、もっと多くのエネルギーを真皮層に届かせるためには、光エネルギーの出力を上げる必要があります。ところが出力を上げていくと、表皮のエネルギー吸収が上がり、痛みが強くなるだけでなく、火傷のリスクも高まります。
RF エネルギーが表皮のメラニン量に関わりなく、真皮上層に熱エネルギーを送り込みますので、痛みの少ない、安全で効果的な治療が実現できます。まず、最初に出力を抑えた光エネルギーが照射され、真皮乳頭層の毛細血管に吸収されて温度を少しだけ上げます。その後、RF エネルギーが余熱を与えられた真皮乳頭層に集まり、安全に熱ダメージを与えます。
SRAアプリケーターによる治療
SRAはSRに比べ、パルス幅が短く波長が長いためメラニンや赤色への吸収が優れているので今まで反応しづらかった薄いシミへの効果が非常に向上しました。今までの光治療(IPL)で反応できなかったシミにもe-plus SRAなら効果的に治療することが可能です。
治療内容 | フラッシュライト(光治療) elos plus |
---|---|
治療回数 | 1回 |
費用 | SR 顔全体 27,500円 |
副作用・リスク | やけど(炎症)をおこす可能性があります。 施術中痛みを感じることがあります。 麻酔によりアレルギー反応を起こすことがあります。 毛嚢炎、色素沈着 |
※患者様の状態により治療結果が異なる事があります。
Sublime(ST ReFirme)アプリケータによるタイトニング
複数回の治療により、主に次のような効果が報告されています。
コラーゲンの産生・リモデリング
短期的には真皮上層の炎症による浮腫
長期的には繊維芽細胞の活性化によるコラーゲン産生
光エネルギーによるしわ・タイトニング治療の限界
非侵襲的なしわ・タイトニング治療の作用起序として、表皮を冷却などにより温存し、同時に照射される光エネ
ルギーによって真皮層以下を加熱、創傷治癒反応を利用して線維芽細胞を刺激することでコラーゲンファイバーの産生を促し、再構築させるといったものが一般的です。このとき、真皮層以下の組織にいかに安全で、なおかつ充分な熱を与えられるかが、しわ・タイトニング治療において非常に重要なポイントになると考えられています。従来の Non-Ablative Skin Rejuvenation レーザー(主に赤外線レーザー)は、上記のメカニズムを用いて真皮乳頭層付近のコラーゲンの再構築によって極めて浅いレベルのしわやスキンテクスチャの改善を行えることが報告されていました。
しかしながら、光エネルギーはクロモファー(色素、水など)に吸収され、対数関数的に減衰するという特性上、光エネルギー単独でのたるみや小じわといった真皮中層~深層へのアプローチには限界があったといえます。(図-1)
Sublime アプリケータ(赤外線+RF)のメカニズム
波長 700~2000nm の赤外線(IR)と RF エネルギーを組み合わせたSublime アプリケータは、はじめに皮膚を赤外線で加熱、その後 RF エネルギーによって真皮全体に均一な熱エネルギーを与えます。表皮はコンタクトクーリングによって温存されています。加熱された真皮全層の創傷治癒過程におけるコラーゲンの増生・リモデリングにより、肌の引き締めやハリ感のアップが期待できるスキンタイトニング治療です。
Sublime アプリケータで用いられる赤外線のクロモファーは水で、メラニンやヘモグロビンといった色素への吸収はきわめて低いため、 肌の色に影響されることなく真皮までエネルギーが到達し、真皮内で熱エネルギーに変換されます。組織のインピーダンス(電気抵抗)により発生する熱量が変化する RF エネルギーは、Selective Electro-thermolysis の理論を応用し、ターゲットとする真皮層に予め赤外線で余熱を与えておくことで選択的に温度を上昇させると考えられています。(図-2)
一時的な浮腫による肌のハリ感、リフトアップ効果が治療直後から実感でき、治療を繰り返すことで自己のコラーゲン増生・リモデリングが起こり、長期にわたるタイトニング効果が期待できます。
臨床試験の結果
カナダとオーストラリアの 2 施設で行われたしわの改善度に対する試験では、改善度の平均が 50%でした。
(3 名の医師による写真評価) また、患者 31 名の満足度は、10 段階評価で平均 7.0 であり、しわの改善率
と患者満足度の高さは非常に強い相関関係にあることが示されました。この試験において軽度の浮腫とエリ
スマ以外の副作用は認められませんでした。
現代の患者ニーズを捉えた満足度の高い治療
Sublime アプリケータによるタイトニング治療は、満足度が高いことが特長です。その理由として、従来の治療と比較して痛みが少ない、治療直後から速効性のあるハリ感やリフトアップ効果を実感できる、といったことが挙げられます。
実際に、治療を半分(半顔)終えた状態で『目がパッチリ大きく見える』、『鼻唇溝が浅くなって目立たなくなった』、『フェイスラインがシャープになった』などといった変化を多くの皆様が実感します。
治療内容 | フラッシュライト(光治療) elos plus |
---|---|
治療回数 | 1回 |
費用 | Sublime 顔全体 27,500円 |
副作用・リスク | やけど(炎症)をおこす可能性があります。 施術中痛みを感じることがあります。 麻酔によりアレルギー反応を起こすことがあります。 毛嚢炎、色素沈着 |
※患者様の状態により治療結果が異なる事があります。
Motif IR アプリケータによる形状・肌質改善
複数回の治療により、主に次のような効果が報告されています。
<IR モードの適応>
<モチーフモードの適応>
短期的には真皮上層の炎症による浮腫
長期的には繊維芽細胞の活性化によるコラーゲン産生・リモデリング
Motif IR アプリケータのアプローチ
非侵襲的なしわ・瘢痕治療の作用機序として、表皮を冷却などにより温存し、同時に照射される熱エネルギーによって真皮層以下を加熱、創傷治癒反応を利用して線維芽細胞を刺激することでコラーゲンファイバーの産生を促し、再構築させるといったものが一般的です。このとき、真皮層以下の組織にいかに安全で、なおかつ、充分な熱を与えられるかが、しわ・瘢痕治療において非常に重要なポイントになると考えられています。
波長 915nm のダイオードレーザーと RF エネルギーを組み合わせた Motif IR アプリケータは、表皮をコン
タクトクーリングで温存しながら、真皮上層から中層まで高い熱エネルギーを与えます。
その結果、即時的なコラーゲン収縮と一時的な浮腫によるしわ・毛穴への効果と、長期的には自己のコラーゲンのリモデリングによるしわや毛穴、スカー、テクスチャ改善、たるみの改善が期待できます。
また、熱の影響を受けない正常組織を残すことで創傷治癒のプロセスを促すため、痛みとダウンタイムが少ないのが特長です。
全顔照射を行うモチーフモードにおいては、10Hz という照射スピードにより、非常にスピーディな治療が実現しました。
さらに、他治療とのコンビネーションによる高い相乗効果が期待でき、ニーズの高い治療として注目されています。
高いエネルギー密度による強力アプローチ
6 等分にレーザーを照射することにより、エネルギー密度の高い熱の帯を作り出し、その結果、深達度を高め、高温の熱を与えることができます。
また、熱の影響を受けない正常な組織を残すことにより、スピーディな創傷治癒を可能にし、副作用や痛みをより少なくします。
治療の幅が広がる 2 つの照射モード
Motif IR アプリケータでは、IR モードとモチーフモードの 2 つのモードがあります。
IR モードでは、真皮上層から中層まで強い炎症(最高温度約 60℃)を起こさせ、短期的には浮腫とコラーゲン収縮、長期的には線維芽細胞を刺激して、創傷治癒過程におけるコラーゲンの増生・リモデリングを促し、しわや毛穴、スカーに対する効果が期待されています。
モチーフモードにおいては、真皮上層に炎症(最高温度約 60℃以下)を起こさせ、短期的には浮腫とコラーゲン収縮、長期的には線維芽細胞を刺激して、創傷治癒過程におけるコラーゲンの増生・リモデリングを促し、肌にハリを与え、テクスチャ改善に対する効果が期待されています。
eMatrix アプリケータ(フラクショナルRF)による小じわ・ニキビあと・毛穴・テクスチャ改善
複数回の治療により、主に次のような効果があります。
短期的には真皮上層の炎症による浮腫
長期的には創傷治癒によるコラーゲン産生
スキンリサーフェシングによる肌質改善
熱による収縮とコラーゲン産生による引き締め
シネロン・キャンデラ株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長: 栗城祐治)は、この度2019年9月30日付で、日本市場における「フラクショナルRF イーロスプラス」の医療機器製造販売承認を取得致しました。
eMatrix アプリケータのアプローチ ~特長的な加熱層の形成~
RF(高周波)をフラクショナル(細かい点状)に照射することで、表皮への熱ダメージは少なく、真皮への熱作用を強力に及ぼします。
一般的にレーザーなどの光エネルギーは、皮内で集光・減衰し、熱ダメージ層は逆円錐状につくられます。eMatrix アプリケータの場合、RF エネルギーによる熱ダメージ層が円錐形に形成されるよう設計されており、ボリュームのある効果的な加熱を実現します(右図)。Ablativeフラクショナルレーザーと同様に蒸散能力があるため、効果が高く、出血や浸出液がなく、ダウンタイムも短いのも特長です。
優れたコラーゲン産生効果
eMatrix アプリケータによる治療では、その特長的な熱ダメージ形成により、創傷治癒後のコラーゲン産生によるスキンリジュビネーション効果と皮膚のタイトニング効果が注目されています。他のフラクショナルレーザー治療のように、治療後、表層に点状の小さなかさぶたができ、数日で剥がれ落ちた後は、毛穴開大・アクネスカー・小じわの改善、さらにキメ・ハリの向上などのスキンテクスチャ、タイトニング効果などが期待されています。1 回の治療でも効果を実感しやすく、満足度が高いのも特長です。
<国内未承認の医療機器に関する情報>
●使用する医療機器は薬機法上の承認を得ていないものである
●入手経路:当院医師による個人輸入
(現在はシネロン・キャンデラ株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長: 栗城祐治)から購入可能なものです)
●国内承認医療機器の有無:同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません
●諸外国における安全性等に係る情報:FDA(Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局)承認機器
<重大な副作用>熱傷・瘢痕形成
<米国承認年月>2010年11月
<海外使用数>約500台
<副作用報告等>特に重篤な副作用の報告はありません