たなかクリニック – 福山市駅家町 皮ふ科 形成外科 美容皮ふ科

眼瞼下垂・まぶた手術

眼瞼下垂まぶた手術

眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、先天的または後天的な原因により、上まぶたが正常より下がり、視野の妨げとなっている状態を指します。
見えづらさだけでなく、見た目の印象や頭痛・肩こりなど、日常生活にさまざまな影響を及ぼすことがあります。

眼瞼下垂の重要度

眼瞼下垂の重要度

●診断について(MRD)●

眼瞼下垂の診断には、MRD(Margin Reflex Distance:瞼縁角膜反射距離)という指標を用います。これは、瞳孔中央の角膜反射から上まぶたの縁までの距離を測定するものです。

MRD正常値:3.5〜5.5mm

一般的に 2.0mm以下 で眼瞼下垂と診断されます。ただし、目の大きさや形には個人差があるため、数値だけでなく症状を含めて総合的に判断します。

眼瞼下垂 診断基準

まぶたの構造

まぶたの縁には「瞼板」と呼ばれる組織があり、その上縁に、まぶたを持ち上げる筋肉である「眼瞼挙筋」が付着しています。眼瞼挙筋が収縮し、瞼板を引き上げることで目が開きます。

まぶたの構造

眼瞼下垂の主な原因

眼瞼下垂は、主に以下の3つに分類されます。

1. 皮膚のたるみ

加齢などにより上まぶたの皮膚がたるみ、視野を妨げている状態です。まぶた内部の構造に問題はなく、余剰皮膚切除術が適応となります。

2. 眼瞼挙筋のゆるみ

加齢やハードコンタクトレンズの長期使用などにより、眼瞼挙筋と瞼板の付着がゆるむことで起こります。まぶたが十分に開かず、二重幅の変化やまぶたの陥凹が目立つことがあります。この場合は、挙筋前転術が必要となります。

3. その他の原因

  • 先天性眼瞼下垂
  • 重症筋無力症
  • 顔面神経麻痺
  • 眼瞼痙攣 など

原因により、薬物治療や専門的な治療が必要となる場合があります。

眼瞼下垂の主な原因

眼瞼下垂の手術について

当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた手術を行っています。眼瞼下垂手術は主に以下の2つに分けられます。

余剰皮膚切除術

皮膚のたるみが原因の場合に行います。

  • 眼瞼皮膚切除:二重ライン上を切開
  • 眉毛下皮膚切除:眉毛下を切開し、自然な仕上がり

余剰皮膚切除術

挙筋前転法

ゆるんだ眼瞼挙筋を本来の位置に固定し、まぶたをしっかり開けられるようにする手術です。必要に応じて皮膚切除も同時に行います。

正面から見た皮膚切除の範囲

挙筋前転法

手術の特徴

  • 局所麻酔による日帰り手術
  • 手術時間:約1時間(両眼)
  • 傷は二重ラインまたは眉毛下に沿って入ります
  • 抜糸は約1週間後
  • 手術翌日から洗顔・シャワーが可能

費用について(保険診療)

※症状により保険適用となります。別途、薬剤費等が必要です。

  • 余剰皮膚切除術:3割負担 約42,000円
  • 挙筋前転法:3割負担 約48,000円

副作用・合併症

  • 出血・感染のリスク
  • 手術後の腫れが術後1週間程度、皮内出血が1か月程度あります
  • 再矯正(兎眼)、再発
  • 左右差
  • ドライアイ

眼瞼下垂でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。